そういえば数日前に『ジェーン・エア』のプログラムが届いたのですよ。
やっぱり演者さんのインタビューは読み応えがある。
歌詞も少し載っていたけど、メロディはもう霞の彼方……でも読むだけでも結構満足感がある…… 。
井上さん上白石さん屋比久さんの、ジェーンとロチェスターの結婚についてのご意見が私と同じでとても安心しました。
「なんで黙ったまま結婚できると思ったんだろうな」
ですよね!
可愛い、とか、綺麗、とか、そういう言葉では片付けられない画風のイラスト。
しかし本をひらき文と共に見れば広がるのは紛れもなくアリス的世界。
なので買わずにいられなかった一冊。
慣れ……はしないけど、たまにはこんな世界も悪くはない。
モデルさんがアリス役になって、色んな衣装やイラストや小道具とかでコラージュしたアリス世界とともに物語が展開していく本。
どのビジュアルも凝ってて可愛い。
物語文はなんと原文(英文)も併記されているのがさり気なくすごい。
前にもこの本の写真は撮ったけど、ちょっと違う向きで撮ってみた。
改めて『宝石鳥』の真狩さんのことを思う今日この頃。
踊り手の女性と恋をして結婚して仕事も順調で幸せだったけど、飛行機事故で妻を亡くしてからは仕事もせず彼女の遺骨(左手のみ・指輪つき)を青いガラスの箱に入れて眺めながら過ごすだけ。な真狩さん。 けれどあるきっかけで妻の故郷を訪れた折“死者を呼び戻す祭り”があると知り……
物語は他にも様々な人々のことが代わる代わる描かれていって最終的にひとつの出来事に繋がっていく群像劇的なものなんだけど、最初と最後が真狩パートなのでより印象に残る。
ラストシーンすごく好き。
鴇澤亜妃子さんの本はどれも好き。 いつか新作は出るのかしら……と思いつつ、今ある3作を大事にしていこうという気持ち。
『宝石鳥』のラストの解釈は読者に委ねられているタイプのお話だと思うのですが、ならば私は思いきり良い方に解釈をしたい。
でもあれは特にその後を考えずあれだけ受け取ってそのままにしたい。とも思う。
数日空いてしまいましたが、一応これが最後。
今回は2023年現在も現役のショーについて。
あちらのパークは屋内シアターのショーも撮影出来るらしい。凄い。
現役ということで動画リンクはありません。が、検索すれば高画質映像がどんどん出て来ます。
こちら映画『エコール』の原作本。
映画とは違うところもあるけどこちらはこちらで心惹かれる。
そういやエコールいつの間にかAmazonPrimeに出てたのよね。久し振りに観たくなってきた……。
映画の原作。 最近読んで好きになった。
当たり前だけど読んでから映画観ると内容がぐっと入りやすくなるな……。
あとがき解説も面白い。結局実話かどうかも謎なのか……?
今までよりこのお話が好きになった。
小公女もそうだけど、寄宿舎女学校で、校長が「この生徒がいることで学校の格が上がっている」的なことを思ってる描写がなんか好き。そういう存在の生徒がいるということが。
で、その生徒の身に何かが起きて校長が苛ついたり苦悩したりする。そこも好き。
噂には知ってたけど手に取れるとは思ってなかった芥川さんと菊池さんの翻訳。(それにまたちょっと手を加えているらしいけど)
訳文も興味深いながら外観もとても可愛い本。白基調にピンクの帯。栞紐が水色。色合いがキュート……。
写真じゃ全然分からないけど帯には植物模様があってそれも可愛いの。
挿絵はマーガレット・タラントという人なんだけど、各種アリス本の挿絵紹介コーナーみたいなとこでちょっと見るくらいだったんだけど、まさかこんなきっかけで一冊フルで見られるとは。
柔らかくて品があって素敵な絵。
ちなみにこの本、私の手持ちのアリス本の中で最新。2月8日発売。
未だに新しいアリスの本が出るんだな~。