LondonsAlice’s blog

好きな物事について。

『不思議の国のアリス 型ぬきワンダーブック』グラフィック社

『不思議の国のアリス 型ぬきワンダーブック』グラフィック社

型ぬき本。

絵の余白をミシン目で切り取って遊べるという代物なのだけど、どうにも切り取る思い切りが持てずに買ったそのまま本棚にある。

お話の文も書いてある。ちょっと詳しい簡略版的な感じ。

正式な楽しみ方は出来てないかもしれないけど、このがしっとした装丁が良いというだけでも魅力的な本なのよ。

(他に花と鳥の型ぬき本も持ってるけど同じく型ぬき出来てない~)

 

『アリスの国の不思議なお料理』KK BEST SELLERS

『アリスの国の不思議なお料理』KK BEST SELLERS

不思議の国と鏡の国に出て来る食べ物飲み物から発想を広げたお料理本

物語のシーンと共に作り方がついている。

メニュー例は『“お飲みなさい”スープ』『“お食べなさい”ケーキ』『バタつきパン蝶プディング』『牡蠣の大饗宴』……読むだけで楽しい料理の本。

勿論ハートの女王のタルトやきのこ料理もあるよ。

これ物語文の翻訳がまた面白くて。ドードーや白の王様が関西弁を喋っていたりする。

左閉じ横書きの本ですが、今調べたら大型本として出てるそうで。そっちは縦書きのようで。

出版社も変わってて、不思議な出版歴だわ……。

ちなみにひとつも作ったことはない。

何かひとつくらい作ってみたいという気はある。

 

『ルイス・キャロルの自然誌と超自然誌―アリスは何と出会ったか』櫂歌書房

『ルイス・キャロルの自然誌と超自然誌―アリスは何と出会ったか』櫂歌書房

動物や植物などからみるアリス物語とルイスキャロルの生きた時代……って感じの本。

この手の本には珍しく表紙が写真。爽やかな空気を感じる。

植物のカラー写真が載ってるページがあったりして楽しい。

これに限らずアリスとキャロルで学問してる本って色々あって、読むとちょっと高尚な気持ちになった錯覚が。
ええ錯覚ですとも。

 

『出会いの国の「アリス」―ルイス・キャロル論・作品論』未知谷

『出会いの国の「アリス」―ルイス・キャロル論・作品論』未知谷

こちらの本、特にテニエル卿のエピソードに興味を惹かれる。

挿絵についての話は勿論だけど、結婚二年で妻と死別した後はずっと独身を通したというところにどうしても惹かれてしまう。

テニエル卿、結核になってしまった奥さまに騎士のような誠意と愛情をもって看病に当たったと。

アリスに付き添う白の騎士にはテニエル卿本人の面影がたどれると。

そんなことを知ると、馴染んだ絵にもまた新しい見え方が。

 

『ルイス・キャロル ハンドブック アリスの不思議な世界』七つ森書館

『ルイス・キャロル ハンドブック アリスの不思議な世界』七つ森書館

本文二段組みで色んな視点からアリスとキャロルと当時のイギリスについて書いてくれている。

順当にマザーグースから、植物などの自然史、意外なところでは近代スポーツとか。

アリスの日本語訳や日本での挿絵についての項目もある。

 

『ヴィクトリア朝のアリスたち ルイス・キャロル写真集』新書館

『ヴィクトリア朝のアリスたち ルイス・キャロル写真集』新書館

ルイス・キャロルの撮った写真がメインの本。

表紙はアリス・リデルじゃないんだけど。

リデル家の子供たち以外にも色んな少女や人物の写真が。キャロル撮影以外のもある。

アリス・リデル18歳の写真の眼差しの愁いに惹かれてしまう。

最後の方には暗黒的な写真もあって、ヴィクトリア朝の清濁みたいなのも感じられて。 可愛らしいだけではない写真集。

 

#本の中のアリス 番外

何冊かの本にちらほらと出ている、アリス・リデルとレオポルド王子のロマンスについては多いに空想心を刺激されるところなのですが。

でもWikipedia見るとそうとも限らないようなことが書いてあり、まあ話半分にしておくのがよいのでしょう。

それでも空想は膨らむもので、レオポルド王子は30歳で亡くなっていらっしゃるけれど、些細なことで運命が変わるように別の人と結婚してたら生活も変わってもっと長生き……とかうっかり考えないでもないのですが。 いや現実に彼の伴侶になった方も素敵な方でしょうとも勿論!

 

レオポルド王子、自分の娘にアリスと名付けたのですって。親交があったアリス・リデルに因んで。

二人の仲が何であれ、英国王室の歴史の中に『不思議の国のアリス』のモデル由来で名付けられたPrincess Aliceがいるというのは、私にとってはなかなかのロマンであります。

 

ルイス・キャロルと手紙の本。

『アリスへの不思議な手紙 ルイス・キャロル 珠玉のメルヘン』東洋書林
『少女への手紙』新書館

ルイス・キャロルの手紙にスポットを当てた本2冊。

イラスト表紙の方は、手紙と共に彼の人生記みたいな感じ。

モノクロ写真の表紙の方は、ほぼ少女宛の手紙のみ。しかもアリス以外の子たち宛。

どちらも趣深い本。

『少女への手紙』文庫と電書も出てたんですね。知らなかった……。

私もキャロルに好かれた女の子になってこんな手紙を貰ってみたかった。なんて気持ちにほんのすこしだけなったりする。

 

『濱地健三郎シリーズ』角川文庫

角川文庫 『濱地健三郎の霊(くしび)なる事件簿』 『濱地健三郎の幽(かくれ)たる事件簿』

濱地先生の文庫買ったー。 こっちの表紙も慣れるとなかなか。

先生が恋に破れたときのお話はきっとずっと明かされないのだろうなぁと思うのも楽しい……。

これからまた新刊出たら電書で、文庫出たら紙で。になりそう。

 

『不思議の国の"アリス" ルイス・キャロルとふたりのアリス』求龍堂グラフィックス

『不思議の国の"アリス" ルイス・キャロルとふたりのアリス』求龍堂グラフィックス

これ結構大きい本なのです。

まだネットで買い物をするのに慣れていなかった頃、書店で取り寄せた思い出……。

広げるとゆったりした心地になる。気がする。

 

『図説 不思議の国のアリス』河出書房新社

河出書房新社 『図説 不思議の国のアリス』 『図説 不思議の国のアリス 新装版』

緑枠に赤帯が2007年の旧版、赤枠に緑帯が2021年の新装版。

対っぽいデザインも好きな2冊。

物語に纏わることは勿論、オックスフォードのことやらキャロルの写真のことやらについても。

 

『不思議の国のアリスへの旅』河出書房新社

『不思議の国のアリスへの旅』河出書房新社

イクスピアリ丸善でこれを見つけたときのことは未だに覚えている。

これからアリス関連本集めが始まったといっても過言ではない。

そんなに厚みはないけれど内容は充実。見た目も中身も可愛い本。

 

『アルハンブラ物語』光文社古典新訳文庫

『アルハンブラ物語』光文社古典新訳文庫

三が日の間これを読んでいたよ。

旅行記と物語が混ざり合ったような……こういうのを紀行というらしい。のかな。

思った以上に面白かった。書き手のロマンチスト感が良い。

 

この本、解説あとがき抜いても700ページ以上。

時間があれば一日でも読めるだろうけど、まあ本読む以外にもいろいろすることあったので三日がかりでした。と。

寒い時期に本の中の暖かい国を楽しみました。

 

『アリス物語』国会図書館復刻版 Kindle

Kindle『アリス物語』国会図書館復刻版

タイトルはアリスだし、冒頭こそ不思議の国のアリスの様相だけど、読むにつれオリジナルの少女成長物語になっていく。

創作教訓ファンタジーと思えばなかなか読み応えがあると思う。

 

Kindle『アリス物語』国会図書館復刻版 目次1
Kindle『アリス物語』国会図書館復刻版 目次2

目次。 見やすいように縦表示で撮ってみた。

目次からして大分本編アリスとは違うのが分かる。

『愛ちゃんの夢物語』と同じくこちらも画像データ本。黄ばんだ画面に時代を感じる。

これ最後の方に『命懸のかくれん坊』というお話があって、これにもアリスという少女が出て来るんだけど、これがどう考えても子供が読む話ではない。私は興味深く読んだけど。

何故これを少女向け教訓話と一緒にまとめた。