2023-02-07 『出会いの国の「アリス」―ルイス・キャロル論・作品論』未知谷 本の中のアリス こちらの本、特にテニエル卿のエピソードに興味を惹かれる。 挿絵についての話は勿論だけど、結婚二年で妻と死別した後はずっと独身を通したというところにどうしても惹かれてしまう。 テニエル卿、結核になってしまった奥さまに騎士のような誠意と愛情をもって看病に当たったと。 アリスに付き添う白の騎士にはテニエル卿本人の面影がたどれると。 そんなことを知ると、馴染んだ絵にもまた新しい見え方が。