本の中のアリス
『本の中のアリス』番外編のような感じの。 Bで始まる呼び名のキャラクターたちが船に乗り込み“スナーク狩り”へ出発するけれど、スナークが何かはいまだ謎という物語詩。 ほんのり不気味な気配も漂いつつ、ルイスキャロル的世界にたっぷり浸る。 鏡の国のジ…
この2冊、私の中では一対なのです。 作者も出版社も違うけど、方や赤黒、方や青金の装丁の美しさとかハードカバーの厚みとか、何より内容がアリス物語そのものについてのあれこれと、ルイス・キャロルその人についてのあれこれと。 赤の女王と青の騎士、みた…
ルイス・キャロルについてのあらゆることが書かれた本。 見た瞬間に購入していた。装丁に一目惚れだった。 だってこんな美しい本でしかも中身がルイス・キャロル。そんなの惚れないはずがない。 厚みと重みが堪らない。 またこれカバー外しても素敵なの。 ア…
アリスについてのあらゆることが書かれている本。 挿絵もテニエル版だけじゃなくて色んな人のが載っている。 厚さと装丁がまた素晴らしい。分厚いハードカバーは時に美術ですよ。 中身が良ければなおのこと。 この本、実在アリスの名前表記が“アリス・リドゥ…
ある日ドールハウスに現れた見覚えのない階段に吸い込まれて、アリスが迷い込んだ不思議な世界でのあれやこれや。 見覚えがあるようでないようなキャラクターたちと繰り広げられる言葉遊び。 続編?番外編?スピンオフ?なんともいえない不思議なお話。 この…
本をテーマにしたアリス的オブジェの写真集。 物語の表現方法には色んな方法があるものです。 後半の方にはもっとオリジナル要素の強いオブジェも載っててそれも面白い。
可愛い、とか、綺麗、とか、そういう言葉では片付けられない画風のイラスト。 しかし本をひらき文と共に見れば広がるのは紛れもなくアリス的世界。 なので買わずにいられなかった一冊。 慣れ……はしないけど、たまにはこんな世界も悪くはない。
アリスの世界を元にした、なぞなぞや間違い探しなどが入った本。 ルイス・キャロルが考案した問題もあるとか。ちゃんと答えもついてます。 装丁が豪華で持ってるだけでも楽しい。
モデルさんがアリス役になって、色んな衣装やイラストや小道具とかでコラージュしたアリス世界とともに物語が展開していく本。 どのビジュアルも凝ってて可愛い。 物語文はなんと原文(英文)も併記されているのがさり気なくすごい。
噂には知ってたけど手に取れるとは思ってなかった芥川さんと菊池さんの翻訳。(それにまたちょっと手を加えているらしいけど) 訳文も興味深いながら外観もとても可愛い本。白基調にピンクの帯。栞紐が水色。色合いがキュート……。 写真じゃ全然分からないけ…
型ぬき本。 絵の余白をミシン目で切り取って遊べるという代物なのだけど、どうにも切り取る思い切りが持てずに買ったそのまま本棚にある。 お話の文も書いてある。ちょっと詳しい簡略版的な感じ。 正式な楽しみ方は出来てないかもしれないけど、このがしっと…
不思議の国と鏡の国に出て来る食べ物飲み物から発想を広げたお料理本。 物語のシーンと共に作り方がついている。 メニュー例は『“お飲みなさい”スープ』『“お食べなさい”ケーキ』『バタつきパン蝶プディング』『牡蠣の大饗宴』……読むだけで楽しい料理の本。 …
動物や植物などからみるアリス物語とルイスキャロルの生きた時代……って感じの本。 この手の本には珍しく表紙が写真。爽やかな空気を感じる。 植物のカラー写真が載ってるページがあったりして楽しい。 これに限らずアリスとキャロルで学問してる本って色々あ…
こちらの本、特にテニエル卿のエピソードに興味を惹かれる。 挿絵についての話は勿論だけど、結婚二年で妻と死別した後はずっと独身を通したというところにどうしても惹かれてしまう。 テニエル卿、結核になってしまった奥さまに騎士のような誠意と愛情をも…
本文二段組みで色んな視点からアリスとキャロルと当時のイギリスについて書いてくれている。 順当にマザーグースから、植物などの自然史、意外なところでは近代スポーツとか。 アリスの日本語訳や日本での挿絵についての項目もある。
ルイス・キャロルの撮った写真がメインの本。 表紙はアリス・リデルじゃないんだけど。 リデル家の子供たち以外にも色んな少女や人物の写真が。キャロル撮影以外のもある。 アリス・リデル18歳の写真の眼差しの愁いに惹かれてしまう。 最後の方には暗黒的な…
何冊かの本にちらほらと出ている、アリス・リデルとレオポルド王子のロマンスについては多いに空想心を刺激されるところなのですが。 でもWikipedia見るとそうとも限らないようなことが書いてあり、まあ話半分にしておくのがよいのでしょう。 それでも空想は…
ルイス・キャロルの手紙にスポットを当てた本2冊。 イラスト表紙の方は、手紙と共に彼の人生記みたいな感じ。 モノクロ写真の表紙の方は、ほぼ少女宛の手紙のみ。しかもアリス以外の子たち宛。 どちらも趣深い本。 『少女への手紙』文庫と電書も出てたんです…
これ結構大きい本なのです。 まだネットで買い物をするのに慣れていなかった頃、書店で取り寄せた思い出……。 広げるとゆったりした心地になる。気がする。
これも割と前に買った本。 イラストも写真も豊富。スナーク狩りからの引用も。
緑枠に赤帯が2007年の旧版、赤枠に緑帯が2021年の新装版。 対っぽいデザインも好きな2冊。 物語に纏わることは勿論、オックスフォードのことやらキャロルの写真のことやらについても。
イクスピアリの丸善でこれを見つけたときのことは未だに覚えている。 これからアリス関連本集めが始まったといっても過言ではない。 そんなに厚みはないけれど内容は充実。見た目も中身も可愛い本。
タイトルはアリスだし、冒頭こそ不思議の国のアリスの様相だけど、読むにつれオリジナルの少女成長物語になっていく。 創作教訓ファンタジーと思えばなかなか読み応えがあると思う。 目次。 見やすいように縦表示で撮ってみた。 目次からして大分本編アリス…
昔々のアリス本。『愛ちゃんの夢物語』 トランプは骨牌(カルタ)。クローケーは鞠投げ。タルトは栗饅頭。そんな読み替えも時代を感じて楽しい。 中身。 ちょっと読みにくいけどそれも味わい。かも。 テニエルの絵の中にそれっぽい別のが入ってたりする。 こ…
多分、私の手元のアリス本の中でいちばん古いもの。 勿論簡略版だけど、飽きずに読んだものです。 このシリーズたくさん持ってる。西洋童話も日本童話も。
ハリーポッターシリーズで話題になったミナリマ製アリス。 不思議の国と鏡の国の合本版。とっても豪華。 しっかり全訳でありながらかなりのしかけ絵本でもある。 アリスが伸び縮みしたりハンプティダンプティが卵になったり……びっくりよ。 中身が撮りづらか…
大判の挿絵本。 アリスがアリス・リデル的風貌でありながら他のキャラクターは画家さんのオリジナル色が濃い。 帽子屋が中性的で、訳文もどっちかったら女性っぽい言葉遣いで書かれている。なるほどこういう訳も有りか……。
その1 メアリー・ブレアさんの描いたアニメのコンセプトアートで作った絵本。 色合いが鮮やか。でも静かさも感じる不思議な雰囲気。 その2 50年代の、ちょっとレトロな絵柄のアリス絵本。 アニメにとても近い絵柄で目に馴染む。 このシリーズで白雪姫とかシ…
日本アニメ風味な絵柄のアリス。 しかしこちら簡略版でもアレンジでもなくきっちり全訳なのである。文章面でも読み応えしっかり。
こちら、なんと漫画。しかもオールカラー。 章ごとにアリスの身なりががらっと変わるのが特徴。 台詞の口調が割とオリジナリティある感じで癖があるといえばある。でも決して簡略版じゃないのよ。