『本の中のアリス』番外編のような感じの。
Bで始まる呼び名のキャラクターたちが船に乗り込み“スナーク狩り”へ出発するけれど、スナークが何かはいまだ謎という物語詩。
ほんのり不気味な気配も漂いつつ、ルイスキャロル的世界にたっぷり浸る。
鏡の国のジャバウォッキーの詩を参照すればより面白い。
こちらもスナーク狩り。 最初の物語詩のあとに、これを舞台化(歌芝居!)した際の台本が載っている。
どんな音楽で演じられたのか……想像しつつ、ああ実際に観てみたい。当時の劇場で。という夢を描く。
この本ミヒャエル・エンデがルイス・キャロルの作品を語ってるページがあってちょっと凄いんだよな……エンデのお話にも色々お世話になりました。
アリスは絵本や映画やバレエ等で色々な表現がされているのだから、スナーク狩りも一度くらいは映画とかになってもいいのに。まああんまり華のある話ではないけど……。でも衣装とか演出とかでどうにかして……出来ないか……。