『眠れる森の美女』ベルリン国立バレエ

このようなものを手元に寄せた。
ベルリン国立バレエの『眠れる森の美女』
英国ロイヤルのは何度も観たけど、他のバージョンも開拓したいと……。
同じ曲同じ話でも印象が違うので面白い。衣装が、ちょっとモダン風味な感じ?あと空間というか背景が広い。
オーロラが目覚めて王子を目にしたとき「きゃっ」て驚いたように顔をそらして、王子の語りかけ(る仕草)に応じて目を合わすところが印象に残る。
その後ベッドから抱き下ろされて床に降りたときにちょっとふらつくのも。ほんのひと匙のリアリティ感。
いざ王子が姫のもとへ口付けに、という時にステージの上から薔薇の花々がおりてきて、薔薇に囲まれるような目覚めが美しかった。周りに王様たちとかいなくて二人きりの目覚めも良いな。
リラもいなくなってたんだよ2幕の幕切れ……本当に二人きりだった。
ていうかこのバージョン、曲(踊り)がいくつか省かれていてびっくりだったよ! ローズアダージオの後がすぐに“オーロラが針で指をつく前の流れの曲”になっていた……(曲の正式名称が分からんのでこう呼ぶ)。でもあのへんでオーロラを囲んで踊るところ可愛かった。
他にもいくつか省かれていた。結婚式終盤の全員ダンスの曲がなかったのは衝撃だった……あの曲好きなのに。
少し省略されるだけで随分短く感じるものだ……。
その他諸々良かったところ。
カラボスを男性がやってて、がしっとした身体に黒ドレス着て迫力があった。(あれも広義の女形なのだろうか)
王様と王妃様が割と若めで踊るシーンがまあまああるのが良い。ロングドレス素敵。
眠りについた姫を運ぶとき王様自ら抱いて運んでたのが良かった。親を感じた。
あとお城をいばらで覆うとき、リラだけじゃなくてお祝いで贈り物をした妖精たち全員出て来たのが良かった。
そんな感想でした。
ただちょっと個人的な好みをいえば、3幕目の結婚祝いシーンが全体的にちょっと私の好みと外れていたなというのが、まあ、その、ちょっと。背景とか。一部の衣装とか。 100年経って室内装飾と服の流行りが変わったのならそれもそうか……なんだけど。個人的な好みの話。
しかしベルリン版観てから英国ロイヤル版観ると馴染み感が凄くて安心するというか……実家みたいな。 他に好きなバージョンがいくつ出来ても、私にとっての『眠れる森の美女』のバレエのスタンダードは英国ロイヤル版なんだろうな。