LondonsAlice’s blog

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空想共演:お客様とホテル支配人(画像統合ver)

Twitter投稿 2022-09-14

(この記事自体には写真はないけれど、統合verへのリンクがあるので)

 

londonsalice.hatenablog.com

一つ前の記事の彼女サイド。
彼女が泊まってるのはスイートとかじゃなくて一番平均的な部屋。
いつも同じ部屋って訳じゃなかったけど毎年同じ時期に予約が入るのでいつからか同じ部屋になった。


毎年泊まってればスタッフ達とも顔馴染み。でも支配人の顔は知らない。
ある日知り合った男性と二度三度と会話するうちだんだん好意を持っていく。
彼が「仕事でここにいます」と言うので宿泊客と解釈。
ある時深夜に顔を合わせてもスーツ姿だった為「彼は何の仕事をしているの」と疑問を持つ。

でもそこまで突っ込んで訊くほど親しくなりきっていないので、やんわり探るもはぐらかされる。
それでも親しくなりたい気持ちは高まるし彼がこちらに惚れてる気配も感じたので、思い切って
「私の部屋に来ませんか」
と言ったら物凄く狼狽えながら丁重に断られたのでますます疑問が深まる。

「彼は私と親しくなりたいの?どうなの?」
実はそれ以前にも「ホテルのカフェでお茶でも」と誘ったのだけど丁重に断られている彼女。「彼は私と二人きりになりたくはないの?」
明らかに私のことが好きな気配なのに?そりゃあからさまに口説かれてはいないけど……?

……そんな疑念を抱えつつも彼女は彼女でこのホテルのある土地に用がある。出掛けたり電話したり人と会ったり所用に動く。
「こんな風に過ごすのも今年で終わりね……」
その姿を彼が心ぐらつかせて見つめていると、そこはかとなく気付きながら。

からしたら支配人がお客様の部屋に個人的に入るなんてとんでもないしホテルのカフェでお茶なんかしたらスタッフにバレるだろうしで心の中が大嵐なんですけどね!
そんなことはまだ彼女は知らないから、彼女は彼女でやきもきするのよ。

バレたら笑って「早く言ってくれれば良かったのに」ですよ勿論。

ちなみに彼女側の事情はそんなに詳しく考えている訳ではないけど、意外と大きな年頃の息子さんがいたりするかも。